「シュクレクール北新地」は、
10年の節目でこの地を離れることを決めました。
目に見えない大きな大きな責任を一先ず降ろし、
また新たな未来に進むために、
初めて「クラウドファンディング」に挑戦します。
「もうちょっとだけ、一緒に頑張ろうよ」
僕たちの歩みを少しだけ手伝ってもらえないでしょうか。
2015年5月20日、ここ北新地の「新ダイビル」にて、シュクレクールの新たなステージがスタートしました。岸部での12年を経て、持てる全てを捧げたチャレンジでした。交通の便、広い厨房、高い生産能力、気持ちの良いテラス、岸部には無かった多くを備えた、「シュクレクール 北新地」は、今まで見られなかった多くの景色と、多くの出会いを、僕たちにプレゼントしてくれました。
しかし、10周年を迎えるはずだった今年、「一生やってほしい」との有難い言葉をいただきながらも、契約の「10年」から更新せず、営業を終了することに決めました。自虐でも何でもなく、「僕がもっと上手くやれてたら」、そこに尽きると思います。得たものは皆んなで得たものですが、失ったものは経営者の責任。毎月の家賃を払い、お給料を渡し、「10年」の約束を守る、誰もがやってる当たり前のことが、正直とても大変でした。来る日も来る日も支えてくれたお客さんの存在と、たくさんのスタッフが力を振り絞ってリレーしてくれたおかげで、「ようやくここまで辿り着けた」というのが、正直なところ。そして「辿り着くまで」が、僕たちの精一杯でした。
シュクレや僕を応援してくださってる方々からは、「次の展開を楽しみにしています!」との期待の声を、数えきれないくらいいただきましたが、情けないことに、本当にもう余力がありません。北新地は多くの気づきや学びをくれ、決定的に”向いてないこと”も教えてくれました。岸部で出来なかったことを北新地が担ったように、北新地で出来なかったことを学びに変えて、「これから」へと進んで行かなければなりません。ただ如何せん、会社も僕もかなり擦り減ってしまいました。ここまで10年頑張って来て、ふと手元を見たら、選択肢も可能性も零れ落ちてしまってました。
「どうする。このままただ終わっていくのか。それとも、カッコ悪くたって最後まで踠く姿勢を貫くのか」
それなら泥臭くても、シュクレクールらしく終わりたい。何もせず指を咥えて終わりを待つのは性に合わない。本当に何も残らなかったのか、何も残せなかったのか、未来に進むためのきっかけが、どこにもないのかと探してみました。
見つけたのは、分不相応ながら懸命に挑んだ「北新地・新ダイビルさんで過ごした10年」という、紛れもない事実。大きな負荷の中で、逃げずに向き合って来た姿勢や信用が、もしも皆さんの支援や応援の気持ちに値するものならば、少しだけ、皆さんのお力を貸してはもらえないでしょうか。僕たちの背中を押し、前へと進めていただけないでしょうか。いつかこの10年を、希望の糧に変えられるよう、小さな声で構いません。「頑張れ」を、今だけいただきたい。
シュクレクール初の、クラウドファンディング。終わりを始まりに繋げる力をください。北新地閉店後の3月22日(日)までの、約1ヶ月だけの限定公開となります。